起業家インタビューリレー#003 ブライトデイズ 代表 讃岐 峰子さんの起業エピソード

讃岐 峰子

讃岐 峰子 ブライトデイズ代表讃岐 峰子 (2)

17年間の損害保険会社勤務ののち、子育てをしながら15年で3人の親を介護し、看取りと遺品の片付けを経験。最初の2年は子連れで北海道の義理実家に住み込んだ。現在、モノだけでなく思考の整理も行うコンサルタイプの「よりそい片付けサポート」を提供。また、講師としては豊富な経験をもとにわかりやすいと定評がある。生前整理講座受講生数全国1位(2017年度)。埼玉県川越市生まれ。【講師実績】 三菱地所レジデンス(株)、日本生命保険、東京都日野市、クラブツーリズム(株)、NPO「新現役ネット」その他団体・法人。【資格】生前整理アドバイザー上級指導員、ライフオーガナイザー?1級、クローゼットオーガナイザー?、片づけ収納マイスター、生前整理診断士 【メディア】フジTV「林修の日本ドリル~間違いだらけの生前整理」監修2019年、終活読本「ソナエ」(産経新聞社)2018年、雑誌「毎日が発見」(毎日が発見社)2017年 【HP】https://brtdays.com/

現在のお仕事内容をお聞かせください

二つあります。
①「よりそい片付けサポート」。
モノだけでなくお客様の思考の整理をする、コンサルタイプの片付けを提供しています。リバウンドしないことを目指し、現状と理想のギャップから問題点を明確にして片付け手順を作るのが特徴です。
②片付け・生前整理の講師の仕事。
理想の暮らしを考え、部屋を整え自己実現を図ることを伝えています。生前整理は、「モノの片付けから自分を顧みてこれからの生き方を考えた」とご感想をいただきます。

起業何年目ですか?

今年5年目にはいります。

起業のきっかけは何でしたでしょうか?

私は、長年のストレスからモノをため込んでしまった経験があります。それを片付ける経緯で、モノと思考とがリンクしていることを知りました。モノを手に取り過去に向き合い、自分を肯定できて初めて理想の未来を考えられるようになったのです。
50歳間近になったとき、娘、嫁、親として生きて、さて「自分の人生は何?」と改めて考えたのが行動するキッカケです。介護をしながら学びました。
その後2014年に最後の親を看取り、翌年起業。

起業してよかった事はどんな事でしょうか?

片付け業も講師業も幸せな仕事です。特に良いことは、「あの時会えてよかった」と言っていただける、本当にありがたい出会いが多いこと。そして、自分のマイナス心理や経験そのものが自分の強みになっていることです。

大変だったことや辛い事は何ですか?

自分がモノに埋もれる夢を見てしまうことがあります。お客様のつらさを体感してしまうのですね。それは、現場を片付けることでスッキリ解消します。

起業してプライベートやご家族とのおつきあいは変わりましたか?

かつては、「なんで自分ばっかり」と恨みがましく笑顔が作れませんでした。また、息子には知的障害があり、心配で干渉してばかりだったです。今は、みんなが「自分らしく」生きてほしいと思え、自然に笑顔が出るようになりました。

当同窓会に参加していかがでしょうか?(得られた事など)

私にとって同窓会は、恐る恐る踏み出した第2の人生で多様な方と出会う場になっています。企業勤めから子育て・介護まで狭い人間関係の中で生きてきて、価値観の違う人との付き合いが苦手でしたので、「起業」という同じ話題があって安心です。

最後に、今後のお仕事のビジョンなどがありましたらお知らせください

讃岐 峰子 (3)人生100年時代。長い老年期を計画的に生きるのです。定年+余生という考えでは今後は幸せに暮らせないかもしれません。
一方私には、たくさんの気づきをもらったのに、親の看取りでは感謝を十分返せなかった悔いが残っています。
その愛と感謝の気持ちをまさに原動力にして、お客様の50代からの人生がより笑顔があふれるように、ラクに自分らしい暮らしに整えるお手伝いをしていきます。

数藤 圭介

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